2004-08-25 ■ たび ビームを我々に放つのは、こないだ帰った日本海の落陽なのです。 夕日が海に沈むのが当たり前の土地で育った僕は 夕日が海に沈むのが当たり前じゃなくなって始めて はっと息を呑むような、茜色の空と 海面に放たれた光の筋を 安らいだ心地で眺めることを始めたような気がするのです。時が止まったままのような夕日の存在感は 驚くほど早く、海水面にとけ込んでいくんだよ 知ってた? 境界線は淡く残って、いつまでも僕を手招きする