雪を忘れてる

今、頭の片隅でなんとなく思い浮かんだ情景


一面深く積もった雪面に身体ごとどーんと倒れ込んで、
切れた呼吸の収まるのを、灰色の空をぼおっと眺めたまま待つ。
辺り一面、耳が痛いくらいの静けさで、
時々木の枝に積もった雪がパラパラ落ちる音。
耳元の雪が溶ける音。
あとは自分の呼吸の音。心臓の音。


雪降る季節も近くなり、北国育ちの身としてもなんだか懐かしく感じる。
年末はけっこう休みも長いので、スキー場に行きたいなあ。
商店街もこの季節はここぞと賑わって、そんな一冬限りの儚さを
なんとも味わい深く感じたりするのである。


しかたがないので挽肉で豚汁を作ってみたよ。
味は普通だけど、肉が挽肉なのでぼろぼろしている。
意外にうまかったけど、調子に乗ったところで
余ってたモヤシをいれたらどことなくみそ汁みたいになった。


モヤシにひれ伏す一夜。
でも、ご飯に合えば何でもいいのだ。
基本は日本人。
米に合うおかずをつくるのが基本。