ひとりでも多くの人に、見に行って欲しいと思った。
新潟の山間部、気候、風土、文化、人々、
環境、自然、過疎、伝統、歴史、生活。
数珠繋ぎに浮かび上がる言葉達。
現代美術という手法で、僕らに訴えかける作品達。
通り過ぎることは簡単だから、ちょっと耳を傾けてみる。


今回、本当にたくさんの作品を一日で駆け巡りました。
その中、一番衝撃を受けたのはno.329「最後の教室」
いろんなとこで話題だったから、
ちょっとあまのじゃく的な気持ちも含めて鑑賞してしまったのだけど。。
中に入った途端、体の震えが止まらなくなった。
音楽を聴いてると、背筋がゾクっとすることが時々ある。
それがずっと続くみたいに、じわりじわりと涙腺へ注いでく。
その場所が、五感全てに訴えかけてくる。
テーマである子供たちの存在と不在、
その見立てがあまりにも刻銘に印されていて
ステージで、暫く呆けたみたいになっていた。
媒体は違えど、表現する側にいる身として
この発見は、大きくこころを揺さぶった。
この写真は、あえてのっけずにおきます。
他の作品もそうですが、五感が使える状態で
鑑賞すると、全然違う様相で響くはず、です。
携帯の写メールだし、上手に取れなかったのもあるけど。


以下スナップ。たくさん写真撮りすぎたので一部だけ。

勝手に見立てを想像。
途端に沸き起こる感情。味わい深いです。

正確な位置を憶えてないものの、
ここも結構染みました。
朽ちていくのか、そうでもないのか。

十日町市内。
こどもからおとなまで楽しめる作品。
動画も撮った。スパイダーマンやってる人がいて
面白かった。すげえや。

最後に、と立ち寄ったのが、no58.「こころの花」
もう帰らなきゃ、そんな一抹の寂しさ、
波立ちをそっと落ち着かせる。
帰り間際にこへび隊の方にお聞きして、
ライトアップバージョンにめぐり合えました。