新潟の街に着きました。

高速バスは、朝五時に僕を新潟駅に放り投げると
何事もなかったように走り去っていってしまった。
ちょうど一年ぶりのこの街。
目を閉じる前は東京。目が覚めて、新潟。
寝起きでぼやけた頭とむくんだ足はまだ疎通が取れてなくて、
この場所にいる自分に、うまく焦点が合わない。


とりあえず、実家へ向かうべく越後線の電車に乗る。
まだ外は夜のままの早朝。
思いもかけず車内は混み合っていて、
でも、なんだかみんな眠そうな顔をしてる。
そこまできて、ようやく年末ということを思い出した。
今年最後に、飲み会とかで朝まで遊んで、、ってことか。
案の定、関屋、青山、小針、寺尾、と進み、
次の新潟大学前で大量にひとたちが降りていく。
学生さんたち、お疲れ様。
内野の駅は、いつのまにか自動改札機になっている。
駅前の商店街の様相は相変わらずだけど、
本屋がなくなったり、スーパーがなくなったり、
できる物より、なくなるものの方が多い気がする。
海沿いの、小さな町ですから。ただいま。


とりあえず、なんとか家について、風呂に入って寝る。
起きたら昼前。なにも言わなくてもご飯が出てくる。
実家というのは本当にすごいところだ。
今年半ばから無性に食べたくなっていたのっぺにありつく。
簡単に言ったら里芋の煮物なんですが、
これは新潟のソウルフードです。多分。
あとは夜にでも加筆しようかと思います。
当面の予定は、今日も明日もゆっくりすること。
そうこうしてたら、また拘束バスの旅が始まるんですから。
今年最後の日、もうちょっと呼吸をしていたい。