うどんのとりこ

毎朝起きると、昼ごはんのことを考えます。


今日の昼ご飯なににしようかな・・
ではなくて
今日も昼ご飯、うどんたべれるかな・・
的な。


それくらい、最近うどんが好きです。


2007年は麺は麺でもラーメンブームで
職場近くのとんこつラーメンを執拗に食していました。
とんこつ旨いですね。生まれてこのかたみそ派で損してました。


たしかその前はそばブームで、
99円ショップの激安そばを執拗に食していました。
中国への恐怖からこれは短期のブームに終わりましたが。


さらにその前はスパゲティブームで
自家製納豆パスタを執拗に食していました。
とある事情にて、これも永続はしませんでした。
(理由は先日、spagetti vabune!というバンドのリレーコラムにて執筆しましたので、気になる方はご一読を)



このような麺遍歴のなか、うどんブームは突如やってきたのです。


きっかけとなったのは多分、年末の直島探訪。
二泊三日の過程で香川をぐるりと回って
せっかくだからと、執拗にうどんを食しておりました。
(巡り合えた中では直島うどんがダントツでした。
思わず替え玉しちゃいました。)


そんな思い出を抱えながら帰ってきてから、
いつしか、うどんに焦がれるようになってしまったのです!!
ああ大変!!


そんなわけで最近毎日、
讃岐うどん安べえにてたまりうどんです。
(汁が底のほうに少ししかなくってストイックなうどん食法)
なんたってたまごを落とすと、なんちゃってかま玉に
ヴァージョンアップできちゃうんですよ!!!


今日も今から食事時なので
うどんを食べに行こうと思っています。


旨いことと安いこと、後者は味覚には関係ないものの
前頭葉のあたりで前者を引き立てており、
より一層このブームを長続きさせているのだと思います。


というか、うどんは安くないとダメです。そばもほんとはそうです。
うどんといえば香川。そばといえば長野とか
いろいろ言われてますが
もともと、地元では一般向けの食事であったはず。


それが妙に名物とか粋とか伝統とか技とか言葉を付加して
格式だったものにに押し上げ、値段がつりあがっていく。


販売側からすれば、形のないもので価値をあげていく
これ以上の効率化はないと思いますが、
本当は身近であるはずのものが、離れていってしまう。
急にCDが売れて疎遠になった友達、みたいな気持です。
おまえ、変わったな・・、みたいな気持です。


話は逸れますが、芸術作品もそういう区分ですよね。
それを享受する側にも、その価値を測らせて欲しい。
そういう意味では、視聴者が値段を決める作品をリリースした
トムヨークの試みは素晴らしいものだったと思います。




とりあえずうどん、食べませんか?