行程

名古屋に帰ってきました。


先日おじいちゃんが死んでしまって、
新潟には急遽帰る形になったのだけれど


松本を経由して、東京でうたって、きのう名古屋に帰ってきて
という、なんだか旅人にでもなったような心持ちでした。



身内の不幸というのも、あってのことだと思うのだけど
この身体と魂の存在と不在、ざらりとした輪郭で触れる。


心臓の鼓動は、いつだって僕を肯定し続ける。
だけど遥かそれ以上に注がれる感情の波、
意識の線に貫かれて、僕は呼吸を続けられてる。
この音楽を通じて、出会える人が笑ってくれたり、
満たされてくれたら、それがやっぱり
一番生きてるって感じられることだから。


この数日間の外出で、確かめたつながりと、
新しい出会いもあったりして
いま、またいろいろ考えています。


幸い、いまも僕には歌える場所があって
こんな僕に歌い続けてほしいって、
そう言ってくれる人がいることを、
この上ない幸せと噛み締めて暮らしたい。