翳る盛夏

灼熱の猛暑がいつまでつづくのやら。
こないだまで疎ましくすら思っていたのに、
最近は、夜に街をバイクで走るともう外気が涼しくて
気付かないうち、次の季節を迎える準備をしていることに
少しだけ置いていかれる感が募るのは
何度この季節を繰り返しても同じ。


眩いくらいにコントラスト最大の世界、
自分も、この季節に寄り添えてたような
そんな気がしてしまうからなのかな。


そういう晩夏の差し掛かりは、
目覚めてまた窓の外、まだそこに在る夏の暑さに
今度はちょっとだけ安心したりするのね。


過ぎてく季節には逆らえないから
ここで出会えた人、一緒に笑えた人の顔
ちゃんとおぼえてたいなっておもう。