流水プールの流れに任せて ぐるぐると思考をめぐらせるうちに 太陽はすっかり対岸の空に沈んで 夜を待ちきれない月が照り返しを始める。 さっきまで息を潜めていた 言葉とも感情ともつかないカタマリが 急に存在を主張し始めて胸の奥で質量を増す。 凛と咲く…
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