東京夢日記

帰ってきても未だどこか夢心地のまま日常を過ごしています。
二日間のライブをご覧下さった方々、どうもありがとうございました。
個人的には、アウェイのライブながら2日とも不思議に落ち着いてライブが出来ました。
やっぱり、両日とも砂場をよく理解してくれている人たちが一緒に見守ってくれていた
この安心感というのが強かったように思います。
本当はどんな状況下でも力を出し尽くすことが出来ないといけないんですけどね。
この調子でやろうって思えたから、今回のライブは、次へ繋がる良いライブだったかなと思います。
以下、回想的に記します。


初日は午前中に新幹線で東京に向かい、砂場メンバーとはアルタ前で待ち合わせをして、東京人気分。
でもやっぱり迷ってリハ時間にちょっと遅れて新宿レッドクロスへ。
初日のライブ。ずっと一度ライブをやってみたいと思っていた所だったし、
共演もすごく豪華だったので自然とライブのモチベーションもあがりました。
良い精神状態でライブ出来たかなと思っていたけど、どうやら出音のバランスはあまり良くなかった様子。
しかし、この日はカモレのみんなが来てくれて、心強かった。それに尽きる。
終わった後はみんなで近くのタコヤキ屋を目指すが、人数制限で断念して隣のパスタ屋にて軽く飲む。
マイケルジャクソンかイエスキリストに似た店長がパーティー用にパスタを大盛で作ってくれた。
久しぶりにみんなと談笑。楽しい。
東京という知らない土地で、この人たちがいることを凄く幸せに感じた。


二日目は下北沢モザイクでのライブ。
あいにくの雨、商店街は傘で彩られる。
この日は与良ヨットスクールの面々とむーちんと元ビーケン部長のうめづさんが駆けつけてくれた。
共演のバンドの方々との音楽性の違いに悩まされつつも、ライブ自体はわりと順調。
2回目のライブになるけど、ここは出音のバランスがとても良いという印象がある。
(ボーカルがかき消されてしまうところって、あんまり好きではない。。)
最後に出たバンドがすごく巧かった。クリストファーセッティングのドラムの人に目がいく。
惹きつけるものはとてもあったように、思う。
この日も、来てくれたみんなでかるく飲みに行って談笑。
この日も東京という不慣れな土地で、この人たちがいることを凄く幸せに感じた。


最近のライブで解ったのが、
砂場のライブにおいて、個人的には一曲目が要となるというところだ。
一曲目でしっとりすると、その後もそのままだし
一曲目でガツンと盛り上がると(自分が)、その後もそのまま進む。
とりあえず最初は自分を鼓舞する曲で始めるといいかなというのが、ライブに関して感じた見解だ。


三日目は、東京を満喫しようと新宿御苑に行った。
東京のど真ん中にあることがちょっと信じられないくらい広い敷地面積に緑地がひろがる。
日曜日の昼間、人たちは思い思いに広場にて時を過ごしていた。
ピクニックしてる人、カメラ撮影会してる人、寝ている人、子供とあそぶお父さん、見守るお母さん
いろんな人、思い思いに過ごすひとたちを眺めていたら、途方もなく時間が引き延ばされて、
東京という場所にいる自分がなんだか不思議な心地になった。
そこには平和と名前のつくものが広がっていた。そう思った。
(そのころ、砂場の他のメンバーは皇居にて過ごしていたらしい。ニアミス)
そのあとにLOVERS ROCK CAFEというところで昼ご飯を食べて、若者のトレンド、ロコモコなるものを食す。
ちょっとしょっぱかった。
そして、その足で靖国神社を砂場としてではなく個人として参拝。
人たちはまばらに行き交っていたけれど、どことなく異質。
軍歌みたいなのを絶えず合唱し続けるひとたち。
菊の紋章を売ってるおみやげや。
そして、錆び付いた鉄の鳥居。
空は青いのに、その青さとはどうやっても相容れそうにないその鳥居は、深く胸に刺さった。
これを観た後、個人でもなんでも参拝するのはやめておこう、そう思った。


夕方、発つバスを見送ってその足でハイラインレコードへ向かう。
せっかく東京まで来たので砂場のCDを置いてもらえないかと思って下北沢へ再入場。
閉店ギリギリに委託をお願いして、ちょっと迷惑をかけながらも
置かせてもらえることになって報われる。


帰りは夜行バス。足が伸ばせる広々シートはまあまあ快適。
狭い車両は足が浮腫むことは年末の新潟帰省で実証済みなのでちょっとグレードアップした席をとる。
手っ取り早く眠ろうと、ビールを流し込んで強引に眠る。
朝起きたら名古屋だった。
5時についても電車が無くて、ホームでうとうとする。
電車がうごきだしてから始発に乗って家路へつく。
ちょっと仮眠をとって仕事へ。
眠る前は東京で、眠りから覚めたら名古屋にいて、
多分、この間隔が不思議な夢気分の正体かも知れない。
境目があいまいで、いまも思いめぐらせたら新宿だか下北沢だかに居るような気持ちになる。


あーあ、長くなってしまったけど、つらつらと連ねるだけになってしまったな。。
いろんなひとにありがとうというのと、次のライブに向けてがんばろうというのがまとめです。