エアーポケット

落ち着いて、毎日は過ぎていくように思っていても
ふとストンと落ちてしまう。
それは、もう見えないところにある透明なくうきの気流みたいなもので
理由はなくとも、容赦無しに突然やってくる。
電信柱のうしろの影に隠れていたり、エレベーターのドアの隙間に潜んでいたり、
うしろからきゅいっと締め付けて、苦しくなる。