つまりはアートトリエンナーレ

3年ぶりにやってきます。越後妻有アートトリエンナーレ

3年前の僕は、会期の最終日に思い立ち、
単身バイクで息継ぎナシに見漁った記憶があります。
閉会のセレモニーは、小さな町のお祭りで、
そこで暮らす人たちが成功を祝う、そんな佇まい。
ひとりストレンジャーの僕は、
人々の姿を縫うようにその場に漂っていました。
田舎のお祭りってのはなんとも郷愁を誘うもので、好きです。
それは暗闇に灯る、焚き火の明かりのような暖かさ。
そこから離れることに、一抹の淋しさを拭えません。


新潟の山間部に位置する十日町市津南町が舞台となるこの芸術祭。
空間を限定しない作品たちが、いたるところに散りばめられていて、
足の向くままに観賞できます。
土着の文化が色濃く現れていて興味深いものばかりです。
現代美術の発見は、科学のそれに似ている。
既存の認識の範囲を飛び越えて、僕らに表現してくる。

今年もきっと、ふらりと遊びに行こう。
あと、あんまり比喩ばかり多用すると、
オシムくんとか言われるから気をつけよう。