バイオリズム。

毎日は、その前の日との比較で

今日は良い日だった。明日は良い日だった。あさっても良い日。

そんな日々を望んでいても無限にあがり続けることなんてない。



きっと僕が抱えてるのは、慢性的不在感。

そこには居ないのに、いるように振舞って

誰かを照らそうだなんて。

ああ、ああ、

透明人間て、そういうことか。



水。海。

不純物だらけで濁った感情の渦の中から

ようやく濾過して抽出した形のない何かも、

質量を増し続けて、

手のひらで掬うその間にすら、

指間を伝って、滴り続ける。