キャナザワ後日談

ただいま!!
さっき名古屋に帰ってきましたー!!
結局金沢にて一晩は宿にてすごし、
1泊3日(初日は深夜出発で仮眠のみ)の旅となりました。


やっぱ日帰りとか絶対無理ですね。
夏休みでよかった!夏休み最高!!
というかずっと休みでいいじゃん!!


金沢、いい街でした。
全国各地の天気と同様の猛暑と、
目の眩むような夏のひかり。


21世紀美術館は期待以上の素敵なとこで。
タレルの部屋。
そらのあお そそぐ光と 音と 空気と
ただそれだけを 白い部屋の中で 感じる。
形のないものだけを、浴び続けて
体が透き通ってしまいそう、そんな気持ちになって。


企画展もすてきでした。
切り口の、ひとつひとつが、もう発見で。
やっぱりこういう場所に触れられることが
なんともいえずうれしくなる。


目的を果たした後は、なんとなく街巡り。
せっかく砂場ベース浮田君の故郷、金沢まで来たので、
僕の好きそうなところをに 問い合わせたところ、
帰ってきた返答「新堅町」
そのとき、まさに偶然そこにいたりして。。


シンクロ・ニ・シティ in 金沢。


小腹がすいて立ち寄った「ちくは寿司」という
スナックすし屋がなんともオルタナティブで好きでした。
マヨタコ、長いも、チーズおかか、etc...。
なんかほとんど魚介じゃないのです。
すし屋というよりか、むしろ駄菓子屋さんって感じ。


お盆休みだから開いてるお店もちらほらで
立ち寄った商店街も市場も茶屋街も、
どことなくもの寂しい感じがしたんだけど、
今回はそれが逆に心地よかったかなー。


時間と体力の都合でゆっくり回れなかったけれど、
また遊びにきたい。今度は別の交通手段で(笑)


それと、ついでのつもりだった白川郷
忘れられない場所になりました。
古い町並みと銘打つ観光地は多々あるけれど、
僕にとっては、そこが生きてるって感じることが大切で。
ただの場所として時間を延々と積み重ねていくだけでは
この溢れんばかりの躍動感は生まれない。
そこにある生活と生命とがあって始めて
場所が場所として、呼吸を始める。
建築手段としての合掌造りの魅力もさることながら
そこに暮らす人たちの存在を感じられたことが
何よりの経験となりました。


帰り道にて立ち寄った郡上八幡も、
街が街として呼吸してるという
同じ理由で大好きなところ。
前に来たとき、また来ようと決めてたとこで。
http://d.hatena.ne.jp/jubileeshoes/20050505

ちょうどこの日は郡上踊りの真っ最中。
賑やかな祭囃子と、人たちの声。
そこで生活していないものとして、
そこで生活している人たちの呼吸を感じる。
適度で快適な部外者感とでもいうんでしょうか。
いつまでも居たいようでもあって、
はやく帰りたいようでもあって。
その狭間でゆれる気持ちが、なんとも言えず心地良い。


郡上を通り越したらあとは
名古屋へ一直線。
徐々に高まる湿度と温度。
肌で感じる、帰ってきた感。


でもなんだか、すごく長いこと留守にしてた気がする。
でも、いまこうしている僕は
確実にあの場所に居たわけで。


ともあれ、今回の旅行、夢のような貴重な時間でした。


土曜日は高円寺でライブ。
明日、夕方発の高速バスで東京へ。
ぼくたちが大好きなバンド、へきれきの企画です。
みに来てくださいね。