基本的概念

日曜日はロックンロールへ。


もうこれは行かなくては!!
という強い吸引力を感じさせるバンドばかりで、
去年のピクセルぶりのsleepy.ab
世界の砂場で呼んでるiierro、YO-MA
そして最近妙に急接近のkaresi。


ちょっと遅れて着いたら、
あいまいなあたしのあいが終わっててkaresiが始まってた。
silver sunとかsloanとかquasiとか数年前に
聞きまくってた海外indieの流れを汲む音楽性で、
幸せな音のその裏にちょっと切なさをちらつかせる。
聴いてて自然に心弾む素敵なバンドでした。
終演後の国王は今回もすごいキャラで、
でもステージは意外に大人しかった・・(笑)


次にiierro。
こないだの砂場企画で共演したインストバンド
箱の大きさとあの大所帯での音作り
どうなるのか、ちょっと不安もあったのだけど
適度に音量が絞ってあって(ここ重要!)
バランスとっても良かったー。
澄んだ水面が揺らいで見えるような、透き通った楽器の音色に、
タイトなリズムが刻々と時間を刻んでいく。
歌がないことを不思議に思わなせない楽曲は
さすがーって思った。


札幌からのゲスト、sleepy.ab
まず最初の一音で全てが決まる。
冬の寒さと白い息を連想させる温度と湿度を含んだ声。
そしてそれを引き立てる楽器の音色と、乗り込みPAの音作り。
楽曲の完成度の高さは、ビリビリと心臓を刺激する。
そう、だからやっぱり広いところで見てみたいなーって、
思ってしまったのも事実。
メロディという曲が頭の中で何度もループしていて、
この日はそれを優しくトレースするみたくなぞっていった。
メンバーさん、覚えててくれたみたいで嬉しくなって、
長野どうっすかねーみたいな話をする。


最後にYO-MA
荒々しいのに繊細で、金属的なのに液体のような展性をもって、
狂気と優しさが同居している。感情の起伏を直に音にするバンド。
同じ3ピースのバンドとして、尊敬に値する。
ただ、いまはもういない、sick of recorderの影を
いつまでも追い続けてしまう僕は、
少し偏った見方をしてしまうみたい。


終わってみても、ハイレベル。充実してたって
素直に思える一日でした。