2008-08-11 湖岸にて 山入端が夕日に染まって その茜色を琵琶湖の水面に溶かし込んでゆくと、水田に立ちこめる群青の靄は刻一刻と濃度を増して、 辺り一面を夜の闇に覆いつくそうとする。 背面の空には夜を待ちきれない半月。 追いかけられながら琵琶湖大橋を渡ると 夕暮れに佇む観覧車。 止まったままのその大輪は、 流れる時間をも止めてしまったかのようで 思わず息を飲む。そこには純粋な「時」の概念が横たわってた。 山の近いところが好きなんです。 長野と似てるから。