旋律

息をつく間もないうちに ほら 近づいてくる
次の季節の淡い鼓動 耳を澄ませばそこに
いつもと同じ風景も また 移ろってゆく
取り残されてしまわぬよう 僕らも歩き出すよ


そしてまた わからない事ばかり積み重ねていた
繰り返す問いの答えは 核心で弧を描く
流れ星繋いで その想い辿り着くよ
手のひらで受け止めたら 包み込んで


茜色の空の下 呟いていた
あの日の君の涙の色 波間に煌いて


そしてまた わからない事ばかり積み重ねていた
繰り返す問いの答えは 核心で弧を描く
流れ星繋いで その願い描き出すよ
指先で確かめては 思い出して


夕闇に溶け込んだ 君の手を離さないように
この旋律を手繰り寄せて 少しずつ明るい方へ
夜明け前部屋の窓から 広がってく鮮やかな世界
もう迷わない君も僕も 繋がってる同じ空で