夜の帰り道

ゴミを燃やしているドラム缶の炎を通りすがって、
肌を焼く、その暖かさを感じたら、
なんだか、無性にたき火がしたくなった。


暖を取りながら炎を眺め、語らう場としての、たき火。
近年では、精神の安定を図る場所としての機能を持つものとして注目されているらしい。
オーストラリアへの逃亡期間、バックパッカーたちの宿で、
たき火を囲んでジャンベやギターを持ち寄って演奏したり
輪になって手をつなぎ、目をつむってひたすら唸り続けて瞑想に耽るという
怪しい経験もしたことが思い出される。


ともかく僕は、たき火というものに非常に安心感を感じるのだ。
ちょっと病んでいるのかも知れない。
この冬は、たき火大会をしよう。