卓球温泉

jubileeshoes2005-09-23

ライブを間近に控えて、週末に長野に戻ることの多いので、温泉に出かけてみたりします。
腐るほど温泉があって、その一部は本当に腐っている長野の温泉地。
マイナーなのまで巡っていたらかなりの年月が費やせてしまいそうだ。


今回出向いたのは、青木村にある田沢温泉。
松本市から青木峠という、有名な悪路を抜けてたどり着きます。
「ここから先、温泉地」、といわんばかりの切り替わり方で石畳に変わると
5件しかないという宿場がポツポツと点在し、
「温泉地、ここまで」、と程なく登山道に切り替わりました。
今日の立ち寄り湯として選んだのはますや旅館。
ここは、映画「卓球温泉」の舞台として有名になったところ。
木造三階建ての静かな宿で、古くからの湯治場としての情緒を感じさせます。
温泉はといいますと、かなりぬるめのお湯にゆっくりと浸かるタイプでした。
月の出る夜なんかに、時間忘れてぼけーっとしてたら最高だろうなあとか思いながら
女性のお風呂との仕切りが板張りで、板と板の隙間から微妙に向こう側が見えそうなあたり、
寂れた温泉街だからこそ許される危うさを感じました。
ともあれ、大人としての尊厳を試される場所でした。
そして、うわさの卓球場。今時こういうところも少なくなりましたけど、
さすが卓球には力を入れている温泉のようです。3台も置いてあった。
卓球というと、はしゃぐ気持ち押さえられない人が僕のまわりにも何人か居そうですが、
そういう人たちと一緒に合宿したら楽しそうです。今度、宿泊で来てみたいな、と思う場所でした。


そのあと、パニまで足を伸ばしてオープンサンドを食べる。
いつもの体が洗われる想い。カリカリのパンに思い思いトッピング。ペロリといってしまいました。
どことなく非現実的なあの場所に、どうしても僕は惹かれてしまいます。


山道、人里、山道、人里。なんだか半日にしてものすごく遠いところまで旅に出た気分になれましたよ。
そして松本に着いた頃、僕のバイクは異常をきたし、バイク屋へと預けられてしまいました。
そろそろ20000キロを走り抜ける僕のバイク、不調も多くなってきましたなあ。