吐く息白い松本の街

勤労感謝の日ということもあって、開いているか不安だったのだけれど。


高齢のおじいさんが切り盛りする居酒屋「常田」にまた行きました。
すっかり暗くなったあの坂道を上っていくと、視界に飛び込んでくる
自動販売機の灯りと、昔ながらの看板の灯り。
引き戸を開けて中を覗くと、時間が止まっているかのような店内。
その中心にて物想うおじいさんは顔を上げて笑顔で迎えてくれました。


今日はあまりお腹が減っていなかったので、控えめにしようと思いつつも、
サトイモの煮付けからサツマ汁、定番のモツ野菜炒め(ニラ入り)が現れ、
不意に食が、酒が進んでしまう。
徐々に近所のおっさんたちが集まり始め、世間話を始める。
おやじさん曰く、「開店以来初めて」という上品でない話で盛り上がり始める。
今日の名言は「年寄りは5年間くつが臭くならない」


そとをあるいて家路へと急ぎます。すっかり寒くなったちいさな街は、
空気がミネラルウオーターみたいに澄んでいます。



ところで、昼間はパルコに行ってWAVEをいつもみたいに巡回してきました。
オウガのCDとバブルのCDが試聴器に並んでいてビックリした。
遂にここまでやっちまうのか。
あと、在庫処分市みたいなコーナーで480円均一のCDが並んでいた。
普段こんなところに掘り出し物はないと信じて疑わないのですが、
気が向いてフラリと眺めてみると、意外なことにチラホラ目に留まり、480円なら、と買ってしまった。
以下、ピックアップした3枚。


メトロオンゲン「silent orange」
自由人「シンカオン」
Soulsberry「stone」


メトロオンゲンはですね。ちょっと音響的なアプローチがあって気になっているバンドさんです。
色彩浮かぶ音でなかなかユラユラとしています。
自由人は、名古屋発で名前が出てきたバンドなのですが、ポストアジカン系(?)サウンドと、
野太いハスキー系の声、やろうとしていることは良いのに惜しいなあ。
思ったより馴染めませんでした。ゴメンナサイ。
Soulsberryというのは、砂場のお客さんがオススメで挙げていらしたバンドで
当初ホワイトベリーと勘違いしてたのですが、全然違ってよい雰囲気でした。
ギターの音色が良いですね。初期スーパーカーとかにも通じるちょっと切ないギターポップです。
あと、こないだ共演させていただいたシガキさんのが入ってたよ。。。
誰か買ってくれても損はないと思うんですけど・・。勿体ない!
それでは、砂場、そろそろ頑張りますよ。


Now Playing
Soulsberry「JET」