帰省事実。-写真日記3日目-
引き続き、新潟の実家に帰省中です。
昨日は、ゆっくりと自宅生活を満喫したので、
今日はまた、街に出てみることにしました。
先日歩いた万代方面から信濃川をはさんで反対側にある古町という地域。
通っていた高校がこちらの側にあったので、下校時に時々巡っていたのでした。
もちろん学生の身分だったので大した買い物も出来ず、歯痒い思いをしていたのですが。
そんな思い出も重ねながら、今日も思いつくままに歩こうかなと
思っていた所で、ふと行き着きました。
前々から行ってみたかったのだけど、
どうしても自分自身を納得させることが出来ずに、
今まで足を踏み入れられなかった喫茶店、「cafe砂場」
理由は、自分のやってるバンド名だからって、
安易に受け入れるのはどうかと思っていたから。
いわゆる同業他社、もとい同名他社のこの喫茶店。
（ちなみに砂場BBSは喫茶砂場なのでさらに激しく抵触します）
今日、意を決して立ち寄ってみることにしました。
店内はカウンター席のみで、照明が暗めながらも暖かく灯っていて良い感じ。
せっかくなのでコーヒーを頂いて、しばし雑誌など読みながら過ごしていると、
スピーカーから流れてくるジャズが、良い感じで空間を満たしていて
暫し聴き入ってしまう。ジャズのコード使いって、
どうしてこんなにそっと撫でるように響くんだろう。
こだわってるだけあって、コーヒーは美味しかった。
酸味が少なくて、角なく入り込んでくる。
今年の１２月から経営主が変わったらしく、
ずっと前にソレイユのあいさんから聞いた情報によるところの
マン盆栽の展示はありませんでした。
名前が変わらずとも、人が変わり、お店としては新しいスタートになるんでしょうね。
これからだと思うけれど、とりあえず、居合わせた娘さんと砂場協定を結んできました。
お店を出ると、雪が本格的に降り始めました。こんなときアーケード街は便利。
古町にある洋服屋さんなどをいくつか巡りながら練り歩いて、
新潟も発展したなーと思ったわけです。（結局購入したのはバイク用手袋のみ）
cafe砂場でよんでいた雑誌esquireにリリーフランキー氏の「東京タワー」の
レビューが載っていて気になったのでヴィレッジバンガードにて購入。
一ページ目を開いた瞬間にやられてましたね。この描写はあんまりだ、と。
参考書以外でハードカバーを買うのは、初めてじゃないだろか。。
ついでにジャケ買い気分で重松清氏の「流星ワゴン」を購入。
ヴィレッジはそこかしこに店員の紹介が乗ってるので良いです。
あとテレビからはラーメンズ。暫し見入って、店内でひとしきり不気味に笑う。
本も買ったので、もう一件行きつけをハシゴ。
古町本町を横丁に入ったところにある、紅茶のお店「ひまわり」
こちらは数年前から帰省の度に訪れているのだけど、
とかくセレブな認識をされる紅茶という存在を、
もっと気軽なものとして再構成してくれる。
特徴は、以下の通り。
●テーブル４つほどの省スペース。
●奇想天外なランチメニュー。
イカめし＋紅茶。麺類＋紅茶等、ヴァリエーション未知数。
●レモンティーは出さない。
●いろんな人が挨拶だけして去っていく。
これだけ書くととんでもないお店としか映らないかもしれないので、補足すると、
小さなお店でやっているのは、自分１人で手に届く範囲でやりたいから、
レモンティーを出さないのは、紅茶の本来の味を届けたいから、
奇想天外なランチメニューは、紅茶の固定概念をなくして親しんで欲しいから、
といったようにこだわりを持ってやっていらっしゃるのです。
もうすぐ開店して７年と言うから、それだけ支えられてきてるんですね。
紅茶もそんな意気込みも伝わりまして、毎度美味しく頂いております。
フォローもしたので、良いでしょうか。
ここも結局ついつい長居してしまいました。
家へ帰ろうとしたときにはもうすっかり真っ暗で、雪は雨へと形を変えました。
駅まで歩くと遠いので、バスにゆられて家路へ向かうことにしたのでした。。
接点を失っていた新潟の街が、ちょっとだけそれを取り戻す。そんな一日。
今日はわりとたくさん写真を撮ったので、以下にいくつか並べてみます。
古町は、名前の通り一本はずれるとこういう表情も残しています。
雪の上の足跡に誘われて。
僕の母校は新潟明訓高校。そしてここはドカベンストリート。いっぱいいたよ。
タクシー。その先に見えるのはラフォーレ原宿。新潟なのに。誰もがそう思っている。
白熱電球の灯りが誘う、横丁の駄菓子屋。
新潟のアイコン、万代橋。橋は色々なものを繋ぐ。
<おまけ>
今日のはたけの名言。
「きょうの料理の総集編。それはきょうの料理じゃなくて今年の料理だろう。」
ごもっともながら、それを丸一日見るのは確実に病んでいると思う。
深海魚の生態総集編？おでん君総集編？NHK教育がやばい企画目白押し？
とりあえず衝動のままにテレビ、放り出せ。
写真は一年ほど前の砂場合宿からのワンショット。
