覚王山祭りにあそびに行ってきました。
お祭り男ではないのですが、お祭りは好きです。
それは、祭りの賑やかさと、それとはうらはらにやってくる
終わり頃のなんともいえない寂しさが好きだから、だと思います。
そういえば名古屋でお祭りに足を運ぶのは初めて。
夕暮れ頃からひとり、露店をふらりと回って、
行き交う人たちの幸せな週末を垣間見る。
ここは名古屋でもかなり特殊な土地。
文化や芸術、国籍も超えて様々なものが集まってくる。
そんな土地で行われる祭りだったのだけれど、
雑多で、一見、交じり合うことも難しいかに思えるのに、
土地を媒介とした共存関係というか、
そういうのがすごく顕れててとても興味深い。


一応、今回の目的地は覚王山バーというところ。
で、そこに会場を設けた特設ライブステージ。
いつもお世話になってるゴリコさん関連の出演者たちが出るってことで
ふらりと遊びに出かけたのでした。
いつもお店で見かける顔がちらほらして、気が緩む。
とりあえず一杯って感じでコロナをぐいっと飲む。
ゆるーく、次々と進んでく音楽。
決して音響的には恵まれてはいないんですが、
暖かい雰囲気でなんとも居心地が良かった。


根付くこと、その土地で呼吸すること、
その大切さ。
僕はここで生活をしながら、それをずっとどこかで否定してた。
今だってそうなのかもしれない。
でも、少しずつ何かが変わってきてる気がしてる。
人と話をすること、笑えること。
そうやって水分を吸い上げて、枝葉を広げる一本の樹。
木陰に寄り掛って、自分の居場所を確かめるのです。