カタルシス

無意識の内に抑圧されている、過去の苦痛で屈辱的な、あるいは恐怖や罪悪感をともなう体験やその表象を、主体が想起しそれを言語化するときに、その体験や表象にまとわりついている感情や葛藤がその言語表現とともに表出され、それによって「たまっていたものが排出」され、心の緊張がほぐれるようになるのである。

これの発端は、フロイトの初期の共同研究者であったJ.ブロイアーの患者が、催眠状態の中で無意識の中に鬱積していた気持ちを思う存分にかたると、催眠からさめた後にそのヒステリー症状が軽くなり、これを患者自身が「煙突掃除」とよんだことによっている。


なるほどねー。