ひとりきりでうたううた

透き通るような窓ガラスは 
少しずつ傷ついて磨りガラスになって
指先でなぞるその影には 何が映ってたのか


雨糸が結ぶこの世界を
振り払うほどに解けなくなって
はじめからなにもなかったのかな
繰り返す たとえばのはなし


連続の日々を、断続的に生きてるんだ
でも、続くって信じられるだけ、救われてるでしょう


きっとそれはすぐ近くにあって 今も君を呼ぼうとしてるよ
この世界はいつだってそうやって巡ってるから



地平線はただそこにあって 特に何も語りはしないけれど
張り詰めた糸ほぐすみたいに 確かにそこにある平行線


四つ葉のクローバーを 探すみたいに笑えたらいいな
知らない誰かのように見つめる明日としても



やけに空が蒼く見えたんだ やけに今日は胸が苦しいんだ
この世界はいつだってそうやって巡ってる 巡って

その声が聞きたくなるんだ 夢の中じゃ思い出せないんだ
この世界はいつだってそうやって巡ってるから