7月からのこと。

7月から福岡県の博多に引っ越すことになりました。



引越しが決まってから一週間ほど経って、
まだ状況を飲み込めていないというのが本当のところ。
でも今ようやく、まずは行ってその後を考えよう、
というところまでは気持ちの整理がついたように思います。


打ち明けるのにとても体力が要るので、
正直、まだ直接話せていない人がたくさんいます。


文字通りなにも言葉にならない状態だった日に、
電話で話した友達は、とても大切に想ってくれて
今以上に距離が離れることをとても悲しんでくれて。
これだけ想ってもらえたら逆に、大丈夫かなあって思えた。


うけいれてみえてくるのは、不思議と前向きなこともたくさん。
まだ、大丈夫です。


支えてくれる人がいることに感謝です。本当によかった。


今決まっているライブ予定はそのままやります。無理矢理だろうと。
これからについても、きっともうちょっとゆっくりになってしまうけれど
ソロ含め、砂場の活動、続けてゆきたいと思っています。
当然向こうでも歌うつもりなので、これはむしろすぐにでも決めてしまいたい。


あ、いつのまにか名古屋、大好きになっていた。
街は人。たびたび思う事ではあるけれど、
僕たちが生きているのは
実はその場所ではなくて、だれかの呼吸の中。


一日一日、大切に生きようと思います。
まずは残りの名古屋生活を、そして新しい土地での生活を。
これからもどうぞよろしくお願いします。

ステージ

気を抜いたらすぐに見失ってしまうし、
探しだすだけで精一杯。
でも、まだここにあると信じてる。


うたうことと、そこで表現すること。


思っていたとおりだったのだけれど、そこから離れるのは、簡単だった。
ぱっと手を離すだけで、零れ落ちるみたいに吸い込まれて。

でも、思っていた以上、そこに戻ることの大変さ。
軸を失って、驚くほどに忙しなく渦巻く日常のサイクルに飲み込まれて。


自分で決めた枷は、「もう一度歌うに値する」ということだったから
もともと値しないと判断してしまった自分が、それを決めるのは結構難しくて。
この一年を振り返ってもいろいろなことが重なったから、
もう、このまま戻らないのが自然な気がしていたりして。


きれいに消しゴムかけて消えてしまえたら、なんて本気でずうっと思ってた。
死ぬのは怖いし、それをさせないように人間ってうまくできてるから
ただ漠然と消えることだけ空想するくらいなのだけれど。



待っていてくれる人がいるというのが、ただ一点の救い。
指折り数えて顔が浮かぶ人たちに、ちゃんとまた会いたい。
ぼくの「うたう」が、届いて笑ってくれたらいい。



価値とかないままなのかもしれないし、
記憶の片隅からも消えてしまって必要ないのかもしれない。
でも今、新しい曲を作っていて、これがもし響いたら、届いたら
またみんなに会いにいける気がする。



<お知らせ>
バンド再開の目処はまだ先になりそうですが、
ソロにてライブを再開します。
最初のライブは、2月19日の日曜日、鶴舞のKDハポンにて。
ギターで砂場のはたけやまくんと、鍵盤にて
little screaming catsのけいこさんが参加してくれます。
去年、八月にオズニッキ企画で初めてこの編成で出させてもらって、
それで今回声をかけてくれたハポンのモモジさん、この機会をありがとうございます。
見にきてくれる方、見守ってくれる方もありがとう。楽しんで、精一杯歌います!

こたえあわせ

精一杯出し切って、なにが残るかなあって思って。


11月を一巡したら、ライブ活動をしばらくお休みします。
すぐ戻ってこれるかもしれないし、
もしかしたら長くかかってしまうかもしれない。


新しい曲を作るでもいい、新しい推進力となる何か、
再び歌うに値すると、自分で自分にそう言えるようになるまで。


以降決まっているライブは下記のとおり。
全力で迎えたいと思います。どうぞよろしくおねがいします。

□砂場 バンド出演  ■ミヤザキナツキ ソロ出演

          • -

□10月29日(土):信州大学 学園祭
■11月3日(木・祝):名古屋 矢場町Hemp &Natural麻芽2F "賽の目"
□11月6日(日):東京 渋谷La.mama
□11月12日(土):長野 松本molehall
□11月20日(日):名古屋 新栄ロックンロール
■12月4日(日):静岡 磐田 R食堂

夜は明ける

一夜明けて、昨日の長雨が嘘みたいに、
天地をひっくり返したみたいな晴天。


「Live世界の砂場から vol.23」
去年は「旋律」リリースツアーのファイナルがあった月、
今年の春くらいからこの日のライブは決めていて。
でも、この日を迎えるまでにいろんな変化があったし、
それはもう良いことばかりではなくて、擦り切れて
無くなってしまいそうな想いだったりもした。
でも、僕と砂場をちゃんと支えてくれる人がいて、
からしっかり応えられるようにって臨みました。


出演してくれたスリマも、来月にワンマン控えてて
10月にライブはやらないって話だったけど、無理して来てくれた。
砂場にとって本当に大切なひとたちで、もし、
この人たちがいなかったら、今の砂場は無かったと思うのね。


明けてもまだ夢の中のよう。楽しかった、幸せだった。
この日、この場所で、この人たちと一緒にやって、
この人たちに見てもらえた昨日で本当に良かった。


本当にありがとうございました。
ゆっくりでも、立止まっても、砂場が続けば良いなと思います。
これからもどうぞよろしくおねがいします。


2011.10.15
砂場セットリスト

1.バス旅
2.影炎
3.旋律
4.ドロップ
5.ナナイロ
6.夢に影差す
7.黒い猫と白い猫
8.いらないさがし
9.回想列車(はたけとふたりで)
10.新曲(はたけとふたりで)
11.夕暮れ坂道
12.タワー
13.クラゲ
14.ラジオ
encore
15.ひとりきりでうたううた
16.剥離指定区(スリマのかざまくんと)

3markets(株)セットリスト
(※来月11月11日(金)に下北沢Club Queでワンマンライブ!)

1.タイタニック
2.メトロノーム
3.3.14
4.家出の唄
5.ソニー
6.タクミ
7.黒い猫と白い猫(砂場のカバーしてくれました)
8.シャンマー
9.もうまくはくりの唄

今日は今池得三で

去年のワンマンも雨だったな、と回想。
今日は今池の得三で、一年ぶりのライブです。


具体的にどうしたらいいかとかぜんぜんわかんないけど
これ以上ないって想いを詰め込んだから、
みんなに必ずくる明日のことも、今日だけは考えずに
この一瞬だけを見据えて精一杯やりたいとおもいます。


今夜、どうぞよろしくおねがいします。

ホームタウン

新潟にライブ行って、帰って来ました。
ゴールデンピッグス。昔はジャンクボックスって名前だったけど
名前が変わって1周年ということで、そういう記念すべき日に
僕らを呼んで貰えたことを心から感謝しています。


ライブ当日の早朝に高速バスで新潟に着いて、
時間がありあまってたのでふらりと散策。空はすっかり秋のいろ。




初めて砂場が新潟でライブしたのが2008年の10月。
ブッキングのわたなべさん、それからずっと連絡下さってて、
僕が高校までここで育ったとはいえ、砂場は正直、まだ新潟で
そんなにたくさんお客さん呼べるわけでもないです。
それでも、新潟の人たちに聞かせたい、広げたいって想いで
コンタクトとり続けてくれるのは本当にありがたいこと。
これからもいいライブして、精一杯応えたいです。


そうそう、スリマにあえたのもここ新潟。
たまたまここで一緒になったところから仲良くなって、
お互いツアーやら何やらで一緒したり、泊めてもらったり泊まったりして
メンバーもみんななついているので、いま砂場が続いてるのって
結構スリマに助けられてるところ、すごくある気がするのね。


来月の15日、今池得三「世界の砂場から vol.23」は
そんなスリマと2マンライブです。


自分にとっての必要を、誰かにとっての必要に。
音楽が鳴り続けるためにはそれなりに必要なものがあって。
鳴らなくなるか、鳴り続けるか、すべて自分次第だ。
まずはこの日だけを一点目指して。がんばります。

□10月15日(土):名古屋 今池得三
"Live 世界の砂場から vol.23"
act/砂場、3markets(株)
open18:00/start19:00,adv1800yen/door2300yen

観測点と接地面

おだやかにくらしたい。


着地点のことばかり考えて 折ってすらいない紙飛行機
その形ばかりを巡らせてるなんて。


ここ最近で、いろんな人の転機が
ふわりと肌先をかすめることがいくつかあって
そのかすかな気流の変化にすら
浮かされたりするから、生きるって本当に
ずっと凧揚げをつづけるみたいなものだって思う。



文字でつづる言葉には、どうしてもささくれがあって
何気なく触れているだけのつもりが
いつのまにか傷つけられていたりする。


誰かの言葉でもいつだって、それが文字だと読み聞かせるのは
どうしても自分の声だから仕方のないことなのだけど。
そういうことに、過敏になりすぎたのかもしれない。
僕とはおよそ関わりない世界のことでも、
突然リンクして、脅えたり、動けなくなったりして。


だからこの手で触れられる距離、その笑顔はとても大切。
好きかそうじゃないかなんて、きっとそこに集約されるから。



9月23日、秋分の日。明日は久しぶりに新潟に行きます。
その次、10月は大阪でソロライブがあって
名古屋で自主企画のライブがあります。信大の大学祭も決まった。


会いに来てくれる人に、全力で応えたいな。
たとえひと時でも、そこがきっと充たされる場所でありたい。